臨床工学科は現在9名在籍しており、主な業務内容は血液浄化療法、高気圧酸素治療、ペースメーカー、医療機器管理、手術室業務などに従事しております。
透析室は現在、30床あり、そのうち21床はオンラインHDF、I-HDFが施行可能で残りの9台はHDのみ治療が可能な装置となっております。また、病棟でアフェレーシス機器を用いてCHDFを行うこともあります。
ME機器(シリンジポンプ、輸液ポンプ、除細動器、AED、麻酔器等)の保守点検・修理を行っております。また、安全に治療が行えるように、看護師やその他医療スタッフ向けのME機器の研修会も実施しています。 |
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手術室での主な業務は手術時の器械出し業務をはじめ麻酔器、電気メス等の保守点検業務を行っております。 |
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X線透視下で狭心症疑いなどに対する検査を行っています。
カテーテルを大腿や手首などの穿刺部位から挿入し、冠動脈という心臓に栄養を送っている血管へ造影剤を使用した造影検査を行い、血管をあらゆる方向から造影することにより、冠動脈の閉塞箇所や細くなっている部位を特定します。
右心カテーテル検査とは、静脈にカテーテルを入れてX線透視下で心臓や肺動脈の血圧測定、心臓の収縮能の計測、肺動脈の造影をする検査です。
ペースメーカー業務には、体外式ペースメーカー、植え込み式ペースメーカー、ジェネレーター交換があります。
臨床工学技士は、それぞれの検査の準備や手技の手伝い、物品の管理などを行っています。
高気圧酸素治療とは、大気圧よりも高い圧力環境下(2気圧)で100%の酸素を一定時間吸入することで、病態の改善を図る治療です。疾患により治療回数は10回、30回などと異なります。当院では、第一種高気圧酸素治療装置(個人用)を1台保有しており、医師の指示を受け、臨床工学技士が行っています。治療時間は、加圧15分、治療(圧停)60分、減圧15分の約90分となり、専用着(綿100%)に着替えての治療になります。(専用着は貸し出しております) ※高濃度酸素での治療の為装置内は燃えやすい環境となるため静電気が発生するものや発火物、金属類等の持ち込みはできません。 |
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