一人ひとりに最良、そして最適なリハビリテーションを目指して
身体機能回復や基本動作能力の早期回復を目的として、種々の運動療法、実用的な歩行訓練や日常生活動作訓練、物理療法等を組み合わせた治療を行い、早期社会復帰を目指します。 |
基本動作練習 |
ウォークエイドは、装具を使用せず、歩行に合わせて腓骨神経を電気刺激することで足関節の背屈を補助し、中枢神経障害による下垂足・尖足患者さまの歩行を改善します。 |
更衣や排泄などの日常生活動作をはじめ、家事、職場復帰といった様々な技能獲得に向け支援します。また一人ひとりの興味や価値にも着目し、作業に対する意欲を高め、回復へ繋げます。 |
手の麻痺に対して、急性期から随意運動介助型電気刺激装置(IVES)を用いたリハビリ介入をおこなっています。 IVESは、治療対象部位の筋活動電位に応じた電気刺激を与えることで、適切な運動を促すことが可能です。麻痺が重度な場合は、両側性運動による回復を期待して、非麻痺側の筋活動電位に応じて、麻痺側手へ電気刺激を与えます。また、麻痺側の手をご自分で動かせるような方は、単一の関節運動や、実際に物品を使った課題を通して適切な運動を促していきます。 IVESをおこない、改善効果が認められる場合には、改善した機能が定着するようADL訓練を並行しておこなっていきます。 |
コミュニケーションや食べること、また高次脳機能に障害のある方に対し、訓練や支援を行います。また誤嚥性肺炎予防に向け、一人ひとりにあった口腔ケアや食事介助の指導を行います。 |
嚥下造影検査は、レントゲンをあてながら、バリウムの入った模擬食品を実際に口から食べていただいて、口から食べる機能に異常がないか調べる検査です。所要時間は30~40分で、当院レントゲン室で行います。 被爆量は通常の胸部エックス線撮影と同じ程度といわれています。 |
脳卒中になられた方
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骨折や手術後の治療で痛みや筋力低下がある方
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手術や治療で体力の衰えがある方
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飲み込みが難しくなった方
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呼吸器疾患がある方
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急性期病棟
主に脳卒中、肺炎等の廃用症候群の疾患を対象に、入院当日から積極的介入をしています。リスク管理を徹底しながら、早期離床、早期歩行、早期ADL獲得を目指し、呼吸療法認定士の指導の下、呼吸リハも実践しています。 |
回復期リハビリテーション病棟
各専門職がチームを組み、心身ともに回復した状態で在宅に復帰することを目指しています。365日のリハビリ体制で機能回復の積み重ねが確実に行えるとともに、患者さまに合わせたペースで無理なく進めるよう計画的に進めています。 |
療養病棟
急性期治療が終了し、引き続き医療的ケアや病院での療養が必要とする方を対象としています。リハビリテーションでは、少しでも在宅生活での可能性を広げ、患者さまやご家族さまが抱く在宅生活への不安を取り除けるよう関わっています。 |
外来リハビリテーション
一人ひとりの思いや悩みを尊重し、個々に合わせたリハビリテーションを提供しています。日常生活動作の獲得はもちろん、家事や買い物などの役割、散歩や園芸などの趣味活動の再開を目指します。更に復職のための身体機能・高次脳機能の練習や運転評価等も実施しています。 |
豊友会通所リハビリテーションでは、個別性を重視したリハビリテーションを提供しており、3~4時間未満(1~2時間未満含む)のリハビリ特化型通所リハビリテーションとなっています。個別リハビリテーションはもちろん、集団リハビリテーションやその方の趣味や役割に合わせたリハビリテーションを実施しています。 |
- 『自己の選択と決定』を重視し、通所リハビリテーションでの過ごし方をご利用者さまが選択します。
- 自己で選択する機会を増やし、自分自身で物事を『決定する力』を身につけて頂きます。
- 『決定できる力』こそ、主体性へ繋げる一歩となり、その人らしさを取り戻す糸口になると考え、職員全員が『選択を促す関わり』を大切にしています。
豊友会訪問リハビリテーションでは、ご利用者さまが住み慣れた環境で、これからも生活を続けていくため、1回40~60分のリハビリテーションを提供しています。その中で機能訓練やADLの練習はもちろん、趣味や役割の再開に向けても支援しています。 |
- 一人ひとりの『歩んできた道なり』を尊重し、個々に合わせたリハビリテーションを実施しています。
- 今まで歩んできた道なりの中に、その人が大切にしている価値が隠れており、その人らしさを取り戻すきっかけとなります。
- 住み慣れた地域で生活していくためにも、その人らしさを引き出す目標を見つけ、ご利用者さま一人ひとりが『人生を楽しむ関わり』を大切にしています。
透析外来では、筋力や耐久性が低下し、日常生活が困難になっている方はもちろん、仕事をされている方でも、仕事をこれからも続けていくために、機能訓練を中心に実施しています。 毎月、理学療法士もしくは作業療法士が身体機能の評価を行い、身体の状態の変化を確認しています。 |
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができるのです。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。当院では手足(上肢・下肢)の痙縮を中心に行います。
脳卒中でよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。 痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり勝手に動いてしまう症状のことです。 |
チームカンファレンスの実施
入院早期から各専門職種が評価を行い、入院後2週間以内にケアカンファレンスを実施しています。ケアカンファレンスでは、治療方針の検討や介助方法の統一、また病状の予後予測や今後の方向性についての話し合いを行っています。ケアカンファレンスの内容を基に、各専門職種間で同じ目標を掲げ、治療を行っています。 |
リハビリディスカッション
リハビリテーション科内において、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がチームとなり、日々ディスカッションを実施しています。都度目標に対する治療を検討し合い、目標の達成状況を確かめ合うことで、患者さま一人ひとりに最良、最適なリハビリテーションの提供を目指しています。 |
誤嚥性肺炎予防チーム
医師、呼吸療法認定士を中心に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護士、栄養士がチームとなり、患者さま一人ひとりにあったポジショニングや口腔ケア等を実施しています。また、排痰を促すためのポジショニングによる褥瘡を防ぐためにも、看護師、介護士、栄養士と共に、姿勢変換の時間や栄養状態を検討し合います。 |